吸角法(カッピング)で背中から整える
〜血行改善と深い呼吸で自律神経をサポート〜
吸角法(カッピング)は、筒状の容器内の空気を抜いて陰圧をつくり、皮膚に吸着させる伝統的な施術法です。皮膚やその下の組織をやさしく吸い上げ、局所的に軽い鬱血(血液が一時的に集まる状態)をつくることで、さまざまな不調の改善を目指します。

吸角法の仕組み
吸角法では主に 火力を用いた方法 が用いられます。
1.アルコール綿をピンセットで挟んで点火
2.容器の内部で一瞬燃焼させ、素早く皮膚に吸着
3.内部が真空に近い状態になり、皮膚が吸い上げられる
10分ほど置いて皮膚が充血したら取り外します。吸い上げと軽い温熱効果が同時に得られます。
期待できる効果
皮膚・皮下組織を吸引することで毛細血管の破壊と新生が起こり、結果として
•血行の改善
•筋肉の緊張緩和
•老廃物を体表面に引き上げるデトックス作用
といった効果が期待されています。

背中の筋肉と自律神経の関係
自律神経は背骨に沿って走っており、背部の筋肉の状態が自律神経の働きに大きく影響します。
長時間のスマートフォン操作やデスクワークなどで背中の筋肉が硬くなると、呼吸が浅くなり、酸素が全身に行き渡りにくくなることで、疲れやすさや姿勢不良につながります。
背骨と自律神経の働き
•頸椎 → 副交感神経
•胸椎 → 交感神経
•腰椎 → 副交感神経
このバランスが乱れると、自律神経も乱れやすくなります。
背中の主な筋肉
1.脊柱起立筋(最長筋・腸肋筋・棘筋)
2.僧帽筋
3.広背筋
呼吸にも関わり、吸う時は外肋間筋・横隔膜、吐く時は内肋間筋・腹筋群が働いています。
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自律神経を整えるセルフケア
■ ストレッチ(広背筋・腰方形筋)
柱や壁に掴まり、体側を伸ばすストレッチ。身体を軽く捻ると腰方形筋まで伸ばすことができます。
※ 呼吸を止めずに、ゆったり行うことがポイントです。
■ キャット&ドッグ
四つ這いになり、
•猫のように背中を丸める
•反対に背中を反らせる
この動作をゆっくり繰り返すことで、背骨周りの柔軟性が高まります。
■ 深呼吸法
•鼻から 5 秒で吸う
•口から 5 秒で吐く
背中の筋肉が緩んだ状態で行うと、さらに呼吸が深まりリラックス効果が高まります。
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自律神経とは?
自律神経は、私たちの意思とは関係なく身体の働きを調整する神経です。
•体温
•呼吸
•消化
など、生きるための基礎機能を24時間コントロールしています。
ストレスや過労などが続くと 自律神経失調症 として心身の不調につながります。
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カッピングで背中から整える
背中の筋肉の緊張を吸角法でゆるめることで、
•深い呼吸ができる
•背骨まわりの柔軟性が上がる
•自律神経が整いやすい状態になる
といった効果が期待できます。
デスクワークやスマホ操作で背中が固まりやすい方、呼吸が浅く疲れが取れにくい方には特におすすめです。
お身体の不調・痛みなどありましたらお気軽にご質問・ご相談ください
